高校の知り合いから急に連絡が来た。
友人同士で集まっていて、そういえば坂口くんも東京にいるらしいよ、と話題になり
連絡をとってみてくれたらしい。
そっか、僕は東京にいるんだって。改めて思い出した。
高校は福岡で、大学進学を機に上京した。
地元の進学校を目指す人が主な中で
東京の美大を目指す人は学年200人強の中で一人だった。
地元から電車で30分~1時間かかる予備校に2年通った。
母も学校の先生も予備校の先生にも期待されてなくて、自分でも自信はなかった。
でも奇跡的に選んでいただけて、多摩美に進学できた。
東京にはなんとなく戦いに来てるイメージが自分の中ではすごくあって、
何かなし得ないと里戻りはできないなとぼや~んと考えたりしてる。
高校の卒業式の日に、同じクラスの子から
「君は大学どこに行くの?」「多摩美ってとこだよ」「東京?」「そうだよ」「へぇ~」
って会話の後にもう一人東京に行く知り合いがいて
「君は大学どこに行くの?」「W大学の〇〇専攻だよ」「え~~~、すご~~い!!」
とあからさまに違う反応をされて、美術系のマイノリティを強く感じるとともに
負けたくない、この二人が驚く程の有名ですごい人(抽象的)になるぞと誓った。
それでもここ最近は東京に慣れてきてしまっている自分もいて
会社で仕事をするか食べるか寝るかテレビを見てるかみたいな生活が最近は多い。
「自分は福岡から東京にきて、大学で勉強して、今東京で働いてる。そんな自分」
電話で改めてはっとさせられた。
そのことを忘れてはいけない。何か成し得たい。
今はそれがどんなことなのだろうか探している。早く見つけたいね。
その知り合いはまた高校のみんなで集まろうと声をかけてくれた。たのしみ
3連休が明ける。明日もゆるく楽しもう、かましていこう。