Back Light Museum

日頃のこととかを時々ぼそぼそと

映画『ラ・ラ・ランド』を観た。

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ラ・ラ・ランド』3回観て、3回目は色々メモしたので、

その内容をまとめとこうと思います。

 

「Anothe Day of Sun」の歌詞に

音楽と機械でできたテクニカラーで彩られた世界が私をスクリーンへと誘う」

って歌詞があって、この映画の極彩色の世界が始まりますよって、

ここでちゃんと伝えられてたんだなって確認できました。

 

ミアの服の色が本当に美しいなと思い、色の変化をずっと観察してみました。

WINTER:青(パーティーから最初の出会い)

SPRING:黄(パーティ)→白→緑

SUMMER:赤(ジャズバー)→白紫(夜のピアノ)

FALL:黒→薄水色(オーディション)

WINTER(5年後):黒

こう見ると最初の方やテンションの高いところは明るい極彩色が、

キメるとこやしんみりした場面はあんまり彩度の高くない服を着てる

のがよく分かりました。本当にこの映画、色自体は様々使われているのに、

派手すぎないで、かつ派手すぎるのがあまり長く続かないように、

エマストーンがとにかく目立つように工夫されていたり、

(ゼブの演奏でジャズバーでミアが踊る場面、

真っ赤な彼女以外みんな茶色から黒色の服だった。)

とても画面として見やすい!

最初の黄色いダンサーの穿いてるパンツまでなんか薄黄色でまじびっくりした。

 

ミアもゼブも全く仕事に気合い入ってないのもこの映画の見所

・ミア→仕事中に携帯鳴る。そして見ちゃう

・ミア→客の返品の手続きをほっておく。働け

・ゼブ→あんな大音量のクラクションで彼女を呼ぶ。うるさい

・ミア→上映中のスクリーンの前に立つんじゃない

・ゼブ→バンドでの演奏中に片手ポケットにつっこんでる、かっこつけんなよ〜

あとはゼブがミアを迎えにいく大事な場面「8時に行くね」と言ったのに、

あいつ8時3分くらいに家着きやがって、

なんだよ、その日はちゃんと決めてくれよ!って思います。

ももんくはあっても、エマストーンかわいすぎるし

(最初のドライヤーで風がブワってなるシーンが特に好き。

もう一個一個の動きが本当にチャーミング、great!)

ゼブもなんだかんだかわいくて嫌いになれないし、

(エマの車には乗らないで帰るとことか、元カノが考えた店名使っちゃうとことか)

だから、まぁ、イラっとするとこもチャラにしておきます。

(ゼブがお母さんに諭された時に、「俺は灰から蘇る不死鳥だ!」的なこと言ってて

おい、まじかよ。ともなったけど、ゼブ好きですよぉ。)

 

この映画見てて、いくつかあの映画のシーン思い出すなってなりました。

恐らくミアと彼氏とその兄貴カップルとご飯食べてるときのシーンは

Lost In Translation」のようだなぁとか(てか、ミア彼氏いたの?)

あと二人がプラネタリウムで踊るシルエットのシーン、

私には大林宣彦版「時をかける少女」のタイムスリップシーンにしか見えなかったぞ

まぁ、時をかけて愛し合ってたと捉えられなくもないけど。

 

あとは宇多丸さんの評論の中でも言われてたけど、

これ、本当ゼブとミアの二人だけの世界の話でした。

日本版の公式サイトの登場人物もこの5人だけだし、

 

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映画見てて、まぁ、この人って登場人物にカウントしても良いかな?

って人を挙げていくと

・ミアが一緒に住んでた4人

・カフェの店長

・ゼブのママ

・フリージャズの演奏をいやがるビル(『セッション』だ。)

・ミアを口説く脚本家

・キース

・ちょっとうるせーカメラマン

・ミアが舞台する劇場主

・ミアのパパ

・大事なオーディションの相手

・ミアの新しい旦那と子ども

まぁ、挙げたには挙げたけどキース以外はそんなに記憶に残ってないというか、

本当にゼブとミアが出会って、別れて、ちゃんと二人の関係性が続いていたであろう

瞬間も楽しませてくたうえで、二人の関係性が終わり、

新たなそれぞれの物語が始まる。そういう二人だけの映画だったんだなぁ

と登場人物を挙げて思いました。

 

他にもゼブがBGMを演奏してた結婚式はあれ、誰の結婚式?とか

(恐らくキースではないだろうか?)

外人は服の下から白い下着が見えても許されるのか!!とか

プリウスが走ってると、(いかにもアメリカな場所を走られると余計)

なんか冷めるとか…

 

いろいろ思いましたが、今年見た中では今の所、だんとつ一番おもしろかった!

僕もまだ観ていない『セッション』と『ニューヨークニューヨーク』を観てみよう。

以上、『ラ・ラ・ランド』のゆるーーいメモでした。